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  年輪  木に年輪ってあるの?
樹木の年齢は、年輪を数えればわかります。日本では一般的に一年に一本ずつ環状の模様が作られるので、根元の年輪の数から木の年齢を知ることができます。

 年輪のない木もある?
 
ところが、年輪がない木もあります。木は、細胞を分裂させて成長していきますが、その成長の度合いは気候などの環境条件で異なります。日本の針葉樹では、春から夏につくられる細胞は壁が薄く形が大きいので、この部分は淡い色になります(これを「早材」と言います)。一方、成長が弱まる時期(おもに夏から秋)につくられる細胞は、壁が厚く形が平らなので、濃い色に見えます(これを「晩材」と言います)。
日本では気候が周期的に変化し、淡い部分と濃い部分が毎年繰り返しつくられるので、一年に一本ずつ「輪」ができたように見えます。「年輪」というのは、「輪」が一年に一つできる場合に限定した呼び方で、正しくは「生長輪」と呼びます。
 
したがって、熱帯地方のように一年を通して気候が変わらない地方では、つくられる細胞に変化がないので、一般的には「輪」ができません(ただし、雨季と乾季がある場合は、年輪に似た薄い「輪」ができることもあるようです)。
また、異常気象などで、一年に二個以上の「輪」ができることもあります。年輪のない木や、偽物の「輪」(偽年輪)ができる木もあるのです。
  
  木の幹の作られ方  樹木は2度死ぬ?!
木の内側と外側、どっちが新しい?

木の外側、樹皮のすぐ裏には、「形成層」と呼ばれる層があります。この形成層は、自分の内側(木部)を、外側の樹皮とに細胞を分裂させながら、自分自身は外側へ動いていきます。古い部分は内側に追いやられて行くのです。この時に細胞は死んでしまい、その過程で木部がつくられるのです(これを「木質化」といいます)。
 
 したがって、木部で一番新しいのは、「外側」の部分ということになります。実は樹木のうち生きているのはこの形成層と養分を蓄えている部分だけで、大部分は生まれてすぐに死んでしまうのです。
細胞が死ぬと色が変わる

養分を蓄えている部分の細胞は生きていますが、これも数年から数十年すると死んでしまいます。柔細胞が死ぬとき蓄えてあったデンプンなどの成分をフェノールなどの別の成分に変化させます。このとき、白っぽい部分が、濃い部分に変わります(これを心材化といいます)。中心に近い濃い色の部分が「心材」(または赤身)、周辺部の白っぽい部分が「辺材」(または白太)です。変化したときに作られる化学成分は、防腐や防菌剤と同じような働きをします。「心材」の方が「辺材」よりも腐りにくいのは、この時に作られる化学成分のためなのです。 (ナイス経済研究センター株式会社 ナイスビジネスレポートより
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