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「木」は、自然素材の代名詞といえます。
自然の物であるがゆえに生ものです。当然ひび割れもしますし、そりやよじれも出ます。色あいも一定でなく、時と共に変化していきます。
 
でも、そんな面倒くさいものをなぜ人は使い続けるのでしょうか?

人間や木は、鉄やプラスチックと違い生き物なのです。だから、木は生き物に非常に優しいのです。
木製・金属製・コンクリート製の3種類の箱の中でマウスを飼育した実験では、木製の箱のマウスの方が生存率が高く、また成長するのも早いことがわかっています。
しかも、木造に住んでいる場合、乳ガンの発生率が低いというデータや、木造に住む方が9才長生きできるとも言われています。

他にも、木は空気中の水分(湿気)を調節し、カビやダニの発生を抑制しますし、日光中の身体に悪影響を及ぼす紫外線を吸収し,光をまろやかに反射します。もちろん音も吸収し、まろやかに反射をうながします。そして、衝撃を和らげてくれる吸収力があるため、学校などの公共施設での使用が見直されています。
また、主要な精油成分のαーピネン(植物から放出される香り)は、緊張状態を緩和しリラックス効果があります。そして手触りもバツグンです。「木」を触ったときに暖かく感じるのは、「木」が私たちの体温を急激に奪わないからです。スギのように比重が小さいほど、また厚みがあるほど暖かく感じます。

このような「木」の持つ効果のすべてが、現代人の心と体を癒してくれると思います。だから、昔から人は住まいに木を使い、庭に木を植え、そして疲れたときには森林浴をするのでしょうね。


マメ知識

平成9年6月10日
徳島新聞より

杉の香りは
眠りを促進

 (要約) 日本人の暮らしになじみの深い、杉の木の香り成分には、人をリラックスさせ眠りを促進する作用があることが、徳島大学医学部第二生理学教室の森田教授らの研究で分かった。杉の香りが、交感神経を抑制してリラックスした状態を作り、睡眠を促進すると考えられる。香りに睡眠促進作用がある植物はラベンダーや檜が知られ、アロマテラピーや枕に使われている。

 (要約) ヒバや檜などに含まれる香り物質は、ダニを駆除する効果があることを森林総研の「研究の森から」NO、108が明らかにしている。木材の香り物質を用いてアレルギー性疾患の原因となるダニの繁殖を抑制することは、化学薬剤を用いない有効な防除法の一つ。また、ダニに対し強い行動抑制効果を持つヒバや檜材の香り物質は、人には快適感を与えることが血圧、脈拍数、脳血流量など生理的評価でも示されている。

平成14年12月12日
日刊木材新聞より

木の香りで
ダニを防ぐ




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